大学の授業、再び。

保育者養成の大学の一年生必修の授業「子どもと遊び」。雨が降るかもしれない!という日にも関わらず、今日の授業のテーマは「おさんぽ」でした。

それぞれにキャンパス周辺を歩いてもらい、もし自分が子どもだったら、どんなことに心がときめくかを探しに行ってもらいつつ、自分の中の「一番!」をみんなに紹介してもらうという2時限連続授業でした。そして、自分の中の「一番!」について、プレゼンをしてもらいます。

学生からのコメントはさまざまで、「時間があっという間だった」「中高と慣れ親しんだ場所だったけれど、新しい発見が意外とあった」などのほか、「自分が子どもだったら面白いだろうなと思ったものは、すべて自分のひざより下にあった」という深い気づきがあった子も。

移動が目的的になってしまうこと。それ自体が悪いことではないけれど、単に目的的な人生と一体化してしまうことへの不安と重なる。その途上の偶発的な出会いや発見が、生きていることを楽しくさせてくれたり、自分の道を変えたりすることもある。何につながるか分からないたくさんの出会いを包容できる心持ちが、いつかどこかでつながることがある。意味がなさそうに見えることを受け入れることが怖くない。それは、今の時代にはとても大切な感性なのではないかと思う。とくに、人の育ちに関わる人にとって。

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