人材育成支援の現場から

TOKYO PLAYが2018年から担っている、市民主体のNPOが運営する冒険遊び場スタッフに向けた人材育成は、今年で4年目に入りました。

今年は新しいメンバーも増え、みんなの動きもみるみるよくなってきているのが見えて、とてもうれしい気持ちになります。 そんな中、今日は「観察」をテーマに研修を実施しました。

より厳しいスーパーバイズの機会もいずれ必要になるときもあると思いますが、今大切にしているのは、「みんなで育つ。削り合わない。育ちは競争ではない」ということ。対人支援の現場は、正解はひとつではないですよね。けれど、お互いの手法や考え方にこだわり過ぎると、無意識のうちに自分の価値観を守りたい気持ちや他人から批判されることへの怖れから相手にダメ出しをしたり、問い詰めたりしてしまうことがあるものです。

今日は、3人一組になって紹介し合いながら、自分たちが日々取り組んでいる子どもの遊んでいる場面についての観察を紹介し合いながら、お互いにコメントや質問をし合ってみるという時間を取りました。その中に、自分にはなかった気づきがあり、仲間からのコメントで意外にもふと涙がこぼれてしまう瞬間も。 こんな瞬間を積み重ねている人たちは、きっと、大きく育っていく、と感じられる時間でした。

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