人材育成の現場から

今日は、TOKYO PLAYが人材育成として関わっている冒険遊び場の人たち向けの新人研修第3回。

テーマは、「子どもとの関わり」について。

まず、みなさんに話し合ってもらったのは、「自分たちの遊びたい気持ちの味方だ!」と子どもたちに思ってもらえるようにするために、プレ―リーダーが「していること」「していないこと」とは何ですかという質問。

具体的な話を聴いていくと、そこからは環境設定の大切さやアフォーダンスのこと、ボディランゲージ、ステータスの話など、重要な話題が次々と含まれているのが見えてきます。

子どもの遊びと大人の役割について、プレイワークで用いられる「Didactic(指導的)」「Ludo-centric(遊び中心的)」という大きく分けた2つのアプローチを紹介しながら、自分の立ち位置を言葉にできるようにする枠組みを紹介してみました。人によって、子どもへの関わり方のアプローチはちがうものだけれど、それが白か黒、二者択一ではなく、二極の間のグラデーション的なものなのではないかという考え方です。

このグラデーションという考え方はとても大切ではないかと考えていて、ついエネルギーのある人、意見の強い人の関わり方が正しいと思われがち、または人それぞれだよねとその距離感を確認し合わないまま放置されてしまうことも多いのではないかと思うのです。

最後は、子どもたちの水遊びに大人が関わったときにどうするかについて、話し合う時間を持ちました。これが意外と深く、大切にしたいことや、密かな工夫をみんなが楽しく出し合い、「こういうことを話せる仲間がいるのがうれしい」という実感が生まれたのは何よりでした。

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