世田谷区奥沢
Playbourhood Street Tokyo project with Vivre de BIO Marché奥沢
2016年8月21日(日)13:00 〜 16:00
乗降者が行き来する駅前の噴水広場で釣り遊び
東急目黒線 奥沢駅前の噴水広場で開催されたVivre de BIO Marché奥沢と一緒に実施したみちあそび。「道路」ではないですが、人が行き交うという意味では、やっぱりここも「みち」。地球環境、自然原理を1番大切に、女性・母性目線で「BIOな暮らし」の提案をしていくというマルシェの中で、みちあそびもその場の環境を活かした遊び場になりました。
その場の環境と、そこで手に入る素材で遊ぶ
地元のファミリーショップ商店会さんと事前打ち合わせをしている中で、「その場の環境を活かしたり、その地域で手に入る素材を活かして遊べれば」と話していると、「王冠がいっぱいあるよ」と、大量の王冠を譲っていただきました。それで何をしたら面白いかなと考えたのが、噴水を使った釣り遊び。お手製の釣竿の先に磁石をつけて遊んでみたら、その姿を見て、次から次へと子どもたちが「やりたい」とやってきました。
普段はもちろん入ることもできないこの噴水。でも、地域の人が見守ってくれ、ちょっとした素材があるだけで、格好の遊び場になりました。
子どもが誘われ、大人もちょっと一息
今回は駅前広場での開催だったので、電車でお出かけから帰ってきた子ども連れの家族が多く立ち寄っていました。最初は子どもが「何か遊んでる〜。僕(私)も遊びたい」と引き込まれ、「仕方ないなぁ」と保護者の方もベンチへと。一息つけたのか、表情が柔らかくなり、温かい眼差しで子どもたちの遊ぶ姿を眺めていました。子どもとずっと一緒に過ごすというのは、意外に大変なこと。ちょっと腰掛けて少し遠巻きに眺められるベンチがあるのがいいですね。横で開催していたマルシェにも足を運ばれていました。
イベントとセットで。そしてその先の日常へ
今回はマルシェと一緒にみちあそびを開催したことで、まちの中に遊び場が生まれました。子どもも含めて多くの人が集まる場所で、みちあそびをしてみませんか。ちょっとした遊びの素材と見守りの目があれば、子どもたちは自分で遊びを広げていきます。子どもも大人も遊び、出会える地域のイベントがどんどん増えてほしいです。
でも本当は、イベントをキッカケにして、大掛かりでなくてもいいので、日常的にみちあそびが開かれることを期待しています。ここ奥沢も商店会さんとマルシェの主催者さんの共催でしたが、そこにさらに地域の子育て支援の方々や、PTAの方々などが混ざると、可能性はどんどん広がっていくと思います。
我々も、今後、地域を活性化したい人たちと、子どもの遊びの機会、親の居場所をつくりたい人たちを結びつけることも進めていきます。