千代田区神田富山町
プレイストリート&防災イベント with
Playbourhood Street Tokyo project(とうきょうご近所みちあそび)
2016年9月3日(土)12:00 〜 15:00
町内会青年部主催で消防団も参加。水浸しの防災イベント×みちあそび
主催:神田富山町会青年部・福祉部
協力:一般社団法人TOKYO PLAY、特定非営利活動法人 ふれあいの家-おばちゃんち、千代田区、神田消防署、神田消防団
昔から職人や町人の街として江戸っ子たちが暮らしてきた神田。戦災を免れて今なお残る、戦前の風格ある建築物もポツポツ残る神田駅から徒歩10分程度の、周辺で一番小さな町内会の青年部が企画する防災イベントの中でのみちあそび。
防災訓練も兼ねた水消火器体験や放水車からの放水で、道での水遊びに歓声が上がりました。
子どもたちが地域のいろんな人たちと出会う
天候で開催が危ぶまれたけど、天気予報の雨予報もなんのその、残暑冷めやらぬ快晴のもと大盛況の一日でした。
東京の下町らしい狭い道がまだまだ残っている神田。一本筋を入れば一方通行ばかりのこの地域では、日頃から防災、特に火事に対しての備えはとても大事なのだと思います。ということで、この日は防災イベントと一緒の開催。
路上での消火訓練や、はしご車とポンプ車の体験と合わせて、みちあそびをしました。子どもたちが、町内会や消防団のみなさんとも(下の写真は並んでハイタッチしています)大いに触れ合う機会となっていました。
地域の大人の遊び心が場をあたたかく盛り上げる
この赤い全身タイツの方、何をされているか分かりますか?実は消火訓練の炎役なのです。一応本来の的(この方の右側)があるのですが、頭と手に炎のイラストを掲げ、さらにそれっぽくするために、赤い全身タイツも購入して、この日のために仕込んでこられたのです。この方、実は主催の青年部のメンバーの一人。この姿には、もちろん、子どもだけでなく大人も大ウケ。
自分自身もその場を楽しもうという地域の大人の「遊び心」が、場を盛り上げて、そこにいる人の「楽しい」「面白い」「やってみたい」という気持ちをさらに引き出していたように思います。
地域の力を合わせることで、できることも広がる
今回なんと、道でウォータースライダーを作っちゃいました。躯体は購入した木材ですが、土台とプールの枠は、近所の酒屋さんからお借りしたお酒のケース。お水は、ポンプ車の力で貯水槽から流しました。
作るところから消防団の皆さんも協力してくださって、遊んでいる際も、「プールの枠にぶつからないように」とお二人がずっと座って安全に配慮してくださっていました。
もちろん、ここまでのことをやろうと思うと、様々な手間がかかります。それでも、地域の中の様々な立場な人たちが協力することで、できることはどんどん広がっていきます。どんなみちあそびの機会をつくっていくのか、それぞれの地域の大人の「楽しそう」が原動力になるのだと思います。
特別な準備がなくてもできるみちあそびが、日常へとつながりますように
「また来年」と、年に一度の楽しみができることもとても素敵ですが、こんなみちあそびが日常にもあふれてほしいなと思います。