東京都こどもワークショップ実践ガイドを監修しました
「子どもの声を政策に届けたい。でも、どうやればいいかわからない」——そんな行政の現場の声に、私たちの実践で応えた一冊が完成しました。
東京都子供政策連携室が本日公開した「こどもワークショップ実践ガイド」は、TOKYO PLAYが2024年度に立ち上げから運営を担ったこどもワークショップの全プロセスを網羅した実践ガイドです。

子どもの声を聴く「入門書」はあっても、ここまで踏み込んだ資料はありませんでした。
📌 子どもの権利(権利条約・こども基本法)
📌 募集要項・選考内規・各種メール文面のひな形
📌 ファシリテーション研修の内容
📌 台本・マニュアル・香盤表・備品リスト
📌 子どもの意見の整理方法とフィードバック冊子の構成
本文には14本のコラムが収められており、現場の判断と思考のプロセスが担当者の言葉で記されています。その象徴が「『図書館がほしい』?ミスリード事例」——付箋に書かれた「図書館がほしい」という声の背景を丁寧に読み解きながら、「本当に子供の声に応えたことになるのだろうか」と問いかけるコラムです。マニュアルではなく、実践者の経験知として読める。それがこのガイドの特徴です。


そしてこのガイドが何より大切にしているのは、「views」という概念です。子どもの権利条約第12条が保障するのは、論理的な意見ではなく「views」——言葉にならない想い、態度、しぐさ、その背景まで含む、子ども自身の視点そのもの。「声にならない声を聴き取る」「子供が話したくなるまで待つ」「聴いた声を子供に代わって責任をもって伝える」——すべてその哲学から一貫して導かれた実践が、この一冊に詰まっています。
参加した子どもたちの98.1%が「参加してよかった」「言いたいことが言えた」と回答しています。
▶ガイドのダウンロード(無料)
https://www.kodomoseisaku.metro.tokyo.lg.jp/jigyo/kodomoworkshop