世田谷区豪徳寺
in 山下 秋の味覚まつり
2017年11月3日(祝・金)11:00 〜 16:00
みちあそびパートナー:特定非営利活動法人 せたがや子育てネット
坂道でも、いや、だからこその遊びもある
世田谷区豪徳寺の山下商店街で開催されている人気のおまつり「山下 秋の味覚まつり」の中で、ご近所みちあそびが行われました。
当日、みちあそびパートナーであるせたがや子育てネットさんに体験学習で参加していた新渡戸文化短期大学専攻科の学生のみなさん(3年生・子育て支援コース)が、体験レポートを書いてくださったので、そちらを掲載します。
体験レポート
2017年11月3日に豪徳寺の山下商店街で行われた「山下秋の味覚まつり」に参加しました。
道路に、芝生のマットを敷き子供たちの遊び場を作りました。坂道になっている場所だったので、缶を転がして遊んでいる子や、ゴールを決めて上の方からボールを転がしてる子もいました。それを見て「私もやってみたい」と参加する子もいて、知らない子同士でも一緒に遊びを楽しんでいる様子がありました。子供達は外の広い空間で、自分の興味や遊びたいという気持ちを思いきり出していて、キラキラと輝いて、楽しそうに遊んでいる姿が印象的でした。
道路に芝生のマットを敷くだけで、自然とそこに人が集まり、子供達もゆっくりくつろぎながら遊んでいて、その場で保護者の方同士もたわいもない話や子供のことを相談しあっている方もいました。道路に少しの工夫をするだけで気軽に人が集まれる場を作れるのだとわかり、現代では空き地や公園などの「子供たちの遊び場」が減ってきていると言われているけれど、工夫をすることが大切だと感じました。
チョークで道にお絵かきをした最後の方になると、お掃除としてデッキブラシを出しました。 取り合いになるくらいデッキブラシは人気で、みんな楽しそうにチョークのあとをこすって洗い流していました。「片付けをするよ!」という強制的ではなく、子供達が楽しそうにやっていて、遊びの一環になっていました。他の場でも子供達が楽しみながら片付けまで行えるような工夫をすることが、ポイントなのかなと思いました。
みちあそびを通して、自分たちの子供の頃も、道路や駐車場で遊んでいたなあと懐かしく思いました。周りの環境は変わってきているけれど、子供たちの気持ちを保障して、危険なく思い切り遊べるように環境を整えること、気軽に集まって遊べるような場所作りが大切なのだと学び、どんな工夫ができるのかもっと考えていきたいと思いました。