第一回「Sport in Lifeアワード」表彰式に出席しました。


先にご報告しましたが、この度、渋谷どこでも運動場プロジェクトが、スポーツ庁の第一回「Sport in Lifeアワード」の大賞(最優秀賞)を受賞しました!!
(詳しくは先の記事をご覧ください)

その表彰式が3月1日(火)に東京都内で開かれ、一般社団法人TOKYO PLAY代表理事の嶋村仁志が出席してきました。スポーツ庁の室伏広治長官より直接賞状とトロフィーを手渡していただきました。

嶋村の受賞のコメントを以下に紹介させていただきます。

記念すべき第一回のアワードで大賞をとれたということに、シンプルに驚いています。85もの応募の中から大賞を頂けたこと本当に嬉しく思っています。
最初に「思わず身体を動かしたくなるまちを実現したい」と、声をかけて頂いた渋谷区のスポーツ振興課の方々、地元でたくさんの方々が取り組めるようにネットワークを紹介いただいた渋谷の遊び場を考える会、他にも小さなママサークルやペタンクのクラブ、町会自治会、商業施設の方々、「みんなで自分たちのまちを楽しく自分たちで変えていこう」という方々と一緒にとれた賞かと思っております。
本当に嬉しく思います。ありがとうございました。

その後表彰された12団体を代表して4団体のトップバッターとして、取り組みの紹介をさせていただきました。

表彰式の様子はYoutubeにてアーカイブが視聴できますので、ぜひお時間ある時にご確認ください(以下の埋め込みは事例紹介のタイミングで頭出しをしています)。

審査員の総評では、公益財団法人 明治安田厚生事業団 体力医学研究所・上席研究員の甲斐裕子さんより下記のようなコメントをいただきました。
(審査員の総評は上の動画で2:10:20頃より始まります

私は運動疫学を専門とする研究者であり、健康づくりや公衆衛生の地域や職域で体を動かす人をどうやったら増やせるかということを研究しています。公衆衛生の分野では、わたしたちの健康やスポーツなど体を動かすという行動も、個人が頑張るだけではなく、地域や社会から影響を受けているという、健康の社会的決定要件という考え方があります。渋谷どこでも運動場プロジェクトはまさにそれを体現されていると感じました。

その他の審査員の皆様のコメントも含めて「運動や遊びを通して、地域の人たちが自分たちで自分たちの暮らしや社会を変えていこうとしている姿勢」を評価いただけたと感じています。

また、事例紹介の中で、嶋村より「”Sports”という複数形ではなく、”Sport”という語源、体を思わず動かす、というところに一番近いプロジェクトということも受賞の理由かと思う」ということをお伝えさせていただきました。以下、スポーツ庁のホームページの引用します。

英語の「Sport」は19~20世紀にかけて世界で一般化した言葉であり、その由来はラテン語の「deportare」(デポルターレ)という単語だとされています。

デポルターレとは、「運び去る、運搬する」の意。転じて、精神的な次元の移動・転換、やがて「義務からの気分転換、元気の回復」仕事や家事といった「日々の生活から離れる」気晴らしや遊び、楽しみ、休養といった要素を指します。

つまりこれらがスポーツの本質であり、人生を楽しく、健康的で生き生きとしたものにするために、より楽しむために勝利を追及するもよし、自分ペースで楽しむもよし、誰もが自由に身体を動かし、自由に観戦し、楽しめるものであるべきなのです。

https://sports.go.jp/special/policy/meaning-of-sport-and-deportare.html

いわゆる競技的なスポーツを広げるわけではない本プロジェクトが大賞をいただいた意味を改めて考えながら、この取り組みが渋谷区から全国に広がることを期待するとともに、渋谷区内でもますます多くの場が地域の人たちの手で運動場に変わっていくように事業を推進していきます!

スポーツ庁による表彰式のプレスリリースはこちらからご覧いただけます。

スポーツ庁のTwitterでも紹介いただきました。